GoogleがSEOのスターターガイドをPDFで配布しはじめました。さっそく全部読みながら訳してみました。
あとでリンクや画像などを追加して読みやすくするかもしれません。
なお、最後のほうのツール紹介の部分は省きました。 もし問題があればすぐに消しますのでコメントなどいただければ。
11月14日追記: 文中のリンクを追加しました
訳が間違っている部分もあると思うので参考までに。
Google Starter Guide まとめ
【目次】
説明の前提
<title>
・ユニークで正確なタイトルをつける
・よいタイトルの書き方
description メタタグ
・description メタタグの使い方
・よいdescriptionの書き方
URL
・URLの構造を改善する
・よいURLの決め方
ナビゲーション、内部リンク構造
・ナビゲーションをわかりやすくする
・よいサイトナビゲーションの作り方
サイトの内容
・質の高いコンテンツやサービスを提供する
・よいコンテンツを作るために
アンカーテキスト
・よりよいアンカーテキストを書く
・よいアンカーテキストを書くために
見出し
・見出しタグを適切に使う
・よい見出しタグの使い方
画像
・画像を最適化する
・よい画像の使い方
robots.txt
・robots.txtを有効に使う
・よいrobots.txtの使い方
rel="nofollow"
・リンクに rel="nofollow" を使う
プロモーション
・正しい方法でサイトをプロモーションする
・サイトをプロモーションするのによい方法
以下のサイトを例として説明する
サイト・商号名:"Brandon's Baseball Cards"
ドメイン:brandonsbaseballcards.com
注力している点:オンラインのみでの野球カードの販売、価格の紹介、関連記事、ニュースなど
サイトのサイズ:小さい 250ページ以下
●ユニークで正確なタイトルをつける
タイトルタグはユーザーと検索エンジンにそのページが何をテーマにしているかを伝えます。タイトルタグは<head>タグ内に入れる必要があります。できればサイト内のページごとに異なるものにしたほうがよいです。
Brandon's Baseball Cards - Buy Cards, Baseball News, Card Prices
例として挙げたホームページのタイトルは、上記のように注力しているポイント3つを含んだものとする
もし検索結果にあなたのページが表示されると、タイトルタグの文章が1行目に表示されます。(もしGoogleの検索結果の他の部分を知らない場合は、Matt Cuttsによる解説動画を参照、これも参考になるdiagram of a Google search results page)。クエリ(検索されたワード)内に含まれたキーワードは太字で表示され、ユーザーがページを認識する手助けをしています。
タイトルはあなたのサイトやビジネスの名称と、いくつかの重要な情報、例えば営業している場所や、特化している点や提供しているものなどを含めます。
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ユーザーが baseball cards と検索すると
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Googleがタイトルを1行目にして検索結果を返します(クエリに該当するワードは太字になります)
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ユーザーがクリックしてページに訪れると、ブラウザのトップにタイトルが表示されます
下部ページのタイトルはそれぞれのページの内容を正確に表すものにします、サイトやビジネス名を含めてもいいです。
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ユーザーが ratest baseball cards と検索すると
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関連した下部ページ(タイトルはそのページのコンテンツにあったユニークなもの)が表示されます
●よいタイトルの書き方
・正確にページのコンテンツを表すものにする
効果的にページのコンテンツが伝わる書き方にしてください
してはいけないこと
1.コンテンツと関係のないタイトルにすること
2.Untitled や New Page 1といったあいまいなタイトルにすること
・ページごとにユニークなタイトルをつける
Googleにそれぞれのページがどう違っているのかを知らせるためにも、1ページごとに独自のタイトルを持つようにすることが望ましいです。
してはいけないこと
1.すべてのページ、もしくはたくさんのまとまったページを同じタイトルにすること
・簡潔でわかりやすいタイトルにする
タイトルは短くて情報量のあるものにしてください。タイトルが長すぎるとGoogleは一部しか表示しません。
してはいけないこと
1.長すぎるタイトルにすること
2.不要なワードを詰め込むこと
●description メタタグの使い方
descriptionはGoogleや他の検索エンジンにページのサマリーを伝えます。タイトルが少しのワードやフレーズなのに対して、descriptionは1つか2つの文章だったり、短い段落だったりします。グーグルウェブマスターツールがdescriptionが短すぎたり長すぎたり重複しすぎたりしているかを教えてくれるcontent analysis sectionを提供しています(タイトルタグに関しても見ることができます。)タイトルタグと同様に<head>内に記述します。
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例として挙げたサイトのdescriptionの最初の部分、サイトが何を提供しているかを簡潔なサマリーになっています。
descriptionはGoogleがスニペットで使うかもしれないので重要です。必ず使うわけではなくて、Googleがあなたのページの中からユーザーのクエリに合致したフレーズを選んで表示させる場合もあります。もしあなたのサイトが登録されているのであれば、代わりに Open Directory Project に掲載されている説明を使う場合もあります。(Open Directory Project(ODP)のデータを使われたくない場合はこちらを参照)descriptionをそれぞれのページにつけることは、Googleがスニペットとして使うためのページ内の適切な箇所を見つけられなかったときに有効です。ウェブマスターセントラルブログには、descriptionでスニペットによりよい説明を表示させるための投稿があります。
スニペットは検索結果のページタイトルとURLの間に表示されます。
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baseball cardsと検索すると
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descriptionがスニペットとして使われて検索結果が表示されます。
ユーザーのクエリが含まれている場合はスニペットの該当部分が太字になります。これはユーザーがそのページが探しているものに近いかどうかの検討をつけるためのヒントになります。他の例を挙げます。記事を含んだ下部ページ(そのページ独自のdescriptionを持った)のdescriptionが表示されたスニペットです。
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ratest baseball cards と検索すると
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ユニークなdescriptionがスニペットとなった下部ページの1つが検索結果として表示されます。
●よいdescriptionの書き方
・正確にページの内容をまとめている
スニペットとして検索結果に表示されているのを見たときに、ユーザーが求めている情報が盛り込まれていて、かつ興味を惹かれそうな書き方をしてください
してはいけないこと
1.ページと関係のない内容にすること
2.包括的なワードにすること (これはウェブページです や ベースボールカードのページ など)
3.キーワードだけを入れること
4.コンテンツの中身全てをdescriptionに記載すること
・それぞれのページで独自のdescriptionを記載する
それぞれのページで独自のdescriptionを持つことは、ユーザーとGoogleにとって助けになります。特にあなたのドメイン内で複数のページを表示させるときに(例えばsite:URLで検索したとき)役立ちます。もしあなたのサイトが数千、数百万のページを持っている場合は、1つ1つのdescriptionを人力で書くのは現実的でないでしょう。そういったときは自動でそのページのコンテンツに該当するものがdescriptionに記載されるようにしてください。
してはいけないこと
すべてのページ、もしくはたくさんのまとまったページを同じdescriptionにすること
●URLの構造を改善する
ページに内容が推測しやすいカテゴリやファイル名を作ることは、あなたのサイトを整理されたものにするだけでなく、検索エンジンにページがクロールされやすくもなります。しかも、リンクが貼りやすいURLになります。訪問者はほとんど認識できないワードしか入っていない極端に長くて暗号めいたURLを嫌がるかもしれません。
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ユーザーが嫌がりそうなURL例
このようなURLはわかりづらいし不親切です。URLを思い出したり、リンクを作ったりすることが難しくなってしまいます。しかも、ユーザーはURLの一部は不要だと思います。特に、URLがたくさんの認識できないパラメータを持っているときはそうです。一部を省いてしまい、リンクが貼られなくなってしまうことがありえます。
ユーザーの一部は、URLをアンカーテキストとして使ってリンクを貼るでしょう。もしあなたのURLが関連したワードを含んでいれば、IDや変なパラメータで書かれたURLよりも、ユーザーや検索エンジンにより多くの情報を与えることができます。
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ハイライトされた部分がユーザーや検索エンジンにそれが何についてのページなのかをリンク先にアクセスする前に知らせる
最後に、URLはタイトルとスニペットの下に検索結果の一部として表示されることを覚えておいてください。タイトルやスニペットと同じように、クエリに含まれているワードは太字で表示されます。
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baseball cards と検索すると
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URLがタイトルとスニペットの下に記載されて検索結果に表示されます。
以下は最近のベースボールカードについての記事を含んだURLの例です。URLの中のワードは、URLが(www.brandonsbaseballcards.com/article/102125)のようなIDナンバーを使っているものよりも、ユーザーに訴求してくれるでしょう。
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ratest baseball cardsと検索すると、
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どんなコンテンツを含んでいるかを反映したURLを下部ページが検索結果に表示されます
GoogleはURLの構造がたとえ非常に複雑だったとしても、ちゃんとクロールしますが、ユーザーと検索エンジンのためにもURLはできるだけシンプルなものにしてください。
一部のウェブマスターは動的URLを静的なものに変えようとしています。Googleは動的URLもクロールします。これは上級者向けの施策で、もし誤った形で実施されると、クロールに問題が発生する可能性があります。もしよいURL構造について学びたい場合は、このウェブマスターヘルプセンターのページをオススメします。 (creating Google-friendly URLs)
●よいURLの決め方
・URL内にキーワードを入れる
コンテンツや構造に関連したワードを入れたURLは訪問者がサイトを見るときに親切です。訪問者はURLを覚えてくれやすくなりますし、リンクを貼ってくれやすくなるでしょう。
してはいけないこと
1.不要なパラメータやセッションIDを含んだ長すぎるURLにすること
2.「 page1.html 」のような一般的な名称にすること
3.キーワードを使いすぎること
・シンプルなディレクトリ構造にする
コンテンツが整理されたディレクトリ構造にすることは、訪問者が現在どこを見ているのかをわかりやすくします。URLでコンテンツの内容を示すことができるようなディレクトリ構造にしてください。
してはいけないこと
1.深く入れ子になったサブディレクトリを作ること 「 .../dir1/dir2/dir3/dir4/page.html 」
2.コンテンツの内容と関係のないディレクトリ名にすること
・1つのページにアクセスするURLは1つに絞る
同じページなのに複数のURLでリンクを貼られることを避ける(これはそれぞれのURLごとにコンテンツの評判を分けてしまうかもしれません【訳者注:SEOの効果を分散させます】)ためにも、1つのページには1つのURLを使うようにしましょう。もし同じコンテンツに複数のURLからアクセスがあるとしたら、好ましくないほうのURLすべてから、1つのURLに301リダイレクトを設定しておくとよいです。
【訳者注:アマゾンのようにクローラだけを301リダイクトするケースもあります】
してはいけないこと
1.サブドメインとルートディレクトリで同じコンテンツにアクセスできてしまうこと
(例 domain.com/page.htm と sub.domain.com/page.htm)【訳者注:www有り無しで同じコンテンツにアクセスできてしまうサイトは意外と多いです】
2.www有りと無しで、内部リンク構造が混ざってしまっていること
3.変に一部が大文字になっているURLを使うこと
●ナビゲーションをわかりやすくする
ウェブサイトのナビゲーションは訪問者がすぐに目的のコンテンツを見つけるのを手助けするために重要です。検索エンジンがウェブマスターがどのコンテンツを重要だと考えているのかを理解する助けにもなります。Googleの検索結果はページの階層を表示しますが、Googleはサイト全体においてそのページがどういった役割を持っているのかも把握したがります。
全てのサイトはたいてい最もアクセスが多く、多くの訪問者へのナビゲーションの基点となるhomeやrootといったページを持っています。あなたのページが少しのページ数しかなかったとしても、トップページからより詳細なコンテンツを持った下部ページへどう訪問者を誘導するか考えなくてはいけません。詳細なページへ誘導するための関連したカテゴリのページを十分に用意していますか?(例 トップページ → カテゴリページ → 詳細ページ)複数のカテゴリやサブカテゴリに分類しなくてはならないほどたくさんの商品がありますか?
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例として挙げた小さな野球カードのサイトのディレクトリ構造
サイトマップはサイトの構造を見せるためのシンプルなページで、サイトの階層的構造から構成されます。訪問者はページを見つけるのに問題が生じたときにサイトマップを見ます。主に人間の訪問者のために作られますが、検索エンジンもクロールするページの範囲を広げるためにサイトマップを訪問します。
Googleウェブマスターツールで登録することができるXMLサイトマップファイルは、Googleがあなたのサイトのページを見つけやすくします。Googleに正式なURLを伝えるために(www有りと無し:より詳しくはwhat's a preferred domainを参照)使うこともできます。(ただし保証はしません) Googleはウェブマスターがサイトマップを作るのを手助けしてくれるオープンソースのSitemap Generator script を作るのを手伝いました。もしさらにサイトマップについて知りたければ、ウェブマスターセントラルが便利な guide to Sitemap filesを提供しています。
●よいサイトナビゲーションの作り方
・自然な流れの階層を作る
一般的なコンテンツからユーザーが求めるより詳細なコンテンツにたどり着くまでの流れをできるだけわかりやすくしましょう。わかりやすくて効果的であれば、ナビゲーション用のページを内部リンク構造に追加してください。
してはいけないこと
1.複雑な内部リンク構成にすること(例: 全てのページから全てのページにリンクを貼る)
2.コンテンツを細かく分類しすぎること(詳細ページを見るのに20クリック必要なような切り分け方)
・大部分はテキストでナビゲーションを作る
ページからページに移るためのナビゲーションの大部分はテキストリンクで作成するようにすることで、検索エンジンがサイトをクロールしたり、理解したりしやすくなります。多くのユーザーもこの方法を好むでしょう。特にFlashやJavaScriptを使えないデバイスでアクセスしている場合に。
してはいけないこと
ナビゲーションを全てドロップダウン、画像、アニメーションにしてしまうこと(検索エンジンがこのようなリンクを全て認識しないというわけではないが、ユーザーがすべてのページにテキストリンクでアクセスできたほうが、アクセシビリティはよくなります。:より詳しくは how Google deals with non-text filesを参照
・パンくずリストを作る
パンくずリストとは、ユーザーがすぐに前のページや次のセクションやトップページにアクセスできるようにするための、ページの上部や下部に設置する内部リンクの行です。パンくずリストは、トップページを最も左側に表示させ、右にいくにつれて、詳細なページへのリンクを掲載していくことが多いです。
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パンくずリストの例
・HTMLサイトマップとXMLサイトマップを使う
すべてのページ、もしくは主要なページ(数百から数千ページある場合)へのリンクを掲載しているシンプルなサイトマップは便利です。XMLサイトマップは検索エンジンにページを見つけてもらうのに役立ちます。
してはいけないこと
1.HTMLサイトマップを更新せずリンク切れを起こしてしまうこと
2.整理せずにただページを羅列したHTMLサイトマップを作ってしまうこと
・ユーザーがURLの一部を削ったときのことを考える
一部のユーザーは変わった方法であなたのサイトにアクセスするかもしれませんので、それを見込んでおきましょう。例えば、パンくずリストを使う代わりに、ユーザーはURLの一部を削ってより上のカテゴリのコンテンツを見つけようとするかもしれません。そのような人たちが http://www.bradonsbaseballcards.com/news/2008/upcoming-baseball-card-shows.htm を見ていて、2008年のすべてのニュースを見ようと思って、 http://www.brandonsbaseballcards.com/news/2008/ をブラウザに入力してアクセスしようとするかもしれません。あなたのサイトはこのような場合に見せるページを用意していますか?それとも404(ページが見つかりませんでしたというエラー)を返してしまいますか? さらに1階層あがって、 http://www.brandonsbaseballcards.com/news/ についてはどうでしょう?
・役に立つ404ページにする
リンク切れを起こしたリンクをクリックしたり、間違ったURLをクリックしたりして、ユーザーが存在しないページにアクセスしてくることがあるでしょう。存在しているページに戻るためのカスタマイズされた404ページを用意しておくと、ユーザーエクスペリエンスが向上します。404ページはトップページや、人気があるもしくは関連しているコンテンツへ戻るためのリンクを用意しておきましょう。Googleは404ページに自動で適切なコンテンツを設置してくれる404 widgetを提供しています。また、Googleウェブマスターツールでは404エラーを見つけるツールを提供しています。
してはいけないこと
1.404ページをインデックスさせること(存在しないページにアクセスされたときに404 HTTP status codeを返すようサーバーの設定をしておく)
2.Not found もしくは 404 だけを返す、もしくは何もないというような状態にしておくこと
3.404ページのデザインにサイトと一致しないものを使うこと
●質の高いコンテンツやサービスを提供する
人をひきつける役に立つコンテンツを作ることは、ここで説明している他のどの要素よりもサイトに影響を与えるでしょう。よいコンテンツを知ったユーザーは、それを他のユーザーに勧めてくれます。これはブログの投稿、ソーシャルメディア、メール、フォーラムなどを通じて行われます。自然と発生したクチコミは、ユーザーと検索エンジンの両方へのサイトの評判を高めるのに役立ちます。これは質の高いコンテンツを提供しない限りはなかなか発生しません。
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ブロガーがあなたのコンテンツの一部を見つけて気に入ったので、ブログで紹介している
あなたのサイトのコンテンツは考えうるだけのどんなトピックにもなりえますが、ここでいくつかオススメの成功例を紹介します。
●よいコンテンツを作るために
・読みやすい文章にする
ユーザーはよくまとめられていて、わかりやすいコンテンツを好みます
してはいけないこと
1.スペルや文法にミスがたくさんあるいいかげんな文章を書くこと
2.文章主体のコンテンツなのにテキストを画像の中に埋め込んでしまうこと(ユーザーがコピペできなくなるうえに、検索エンジンが読めなくなる)
・コンテンツを整理する
コンテンツを整理してユーザーが1つのコンテンツがどこからはじまって、どこで終わるのかをわかるようにしておくことは常に有益なことです。論理のまとまりや区分で分けておくことはユーザーがコンテンツを早く見つけるのを手助けします。
してはいけないこと
様々なトピックにわたる大量の文章を段落や見出しやレイアウトの区切りを使うことなくまとめて掲載すること
・関連したワードを使う
ユーザーがどんなワードであなたのコンテンツを見つけるために検索するのかを考えてください。そのトピックについてよく知っているユーザーのほうが、そのトピックがはじめてのユーザーよりも多くのワードで検索するでしょう。例えば、昔からの野球ファンは[nlcs]National League Championship Seriesの略で、最近野球が好きになった人は、より一般的な[baseball playoffs]などで検索するでしょう。そのような検索動向の違いを予測しておいて、コンテンツを作るときにキーワードの組み合わせを考えて両方に訴求できるようなコンテンツを書くとよい結果になるでしょう。Google Adwordsが関連したキーワードと、それぞれの検索ボリュームを見ることができる便利な Keyword Toolを提供しています。また、Googleウェブマスターツールの、 top search queriesでどんなキーワードで表示されているのかと、どんなワードでユーザーが訪問しているのかを調べることができます。
・新しくてユニークなコンテンツを作る
新しいコンテンツは既存ユーザーの再訪問を促すだけでなく、新しいユーザーの獲得にもつながります。
してはいけないこと
1.ユーザーに多少の価値を提供する改作(もしくはコピー)をすること
2.複製、もしくはほぼ同じコンテンツを複数のページで持つこと(詳しくはduplicate contentで)
・独占的なコンテンツやサービスを提供する
新しくて、便利で他のサイトが提供していないサービスを考えてください。もしくは独自の調査結果をまとめたり、刺激的な新しいニュースを発表したり、ユニークなユーザー基盤を活用したりしてもいいです。他のサイトは同じことをするためのリソースや専門的知識が欠けているでしょう。
・検索エンジンのためではなく、ユーザーを第一に考えてコンテンツを作る
検索エンジンのアクセスのしやすさに気を使いながら、ユーザーのニーズに合わせてサイトを作ることでよい結果になるでしょう。
してはいけないこと
1.検索エンジンのために、ユーザーにとってうっとおしく無意味なたくさんの不要なキーワードを入れてしまうこと
2.ユーザーにとってわずかしかメリットのない、このサイトに訪れるときによくあるスペルミスのテキストを作ってしまうこと
3.不正なユーザーに見えない隠しテキストを書き、検索エンジンにはそれを見せること
●よりよいアンカーテキストを書く
アンカーテキストはユーザーがリンクとして見ることができるクリックできるテキストで、<a href="..."></a>というタグで記載されます。
■画像
このアンカーテキストは正確にリンク先のコンテンツを表している
このテキストはユーザーとGoogleに、これからアクセスしようとしているリンク先のページについて何か教えてくれます。内部リンク(あなたのサイト内の別のページにリンクを貼る)ものと、外部リンク(他のサイトにリンクを貼るもの)があります。両方のケースにおいて、よいアンカーテキストであればあるほど、ユーザーへのナビゲーションはわかりやすくなりますし、Googleはリンク先のページが何についてのページなのかを把握しやすくなります。
●よいアンカーテキストを書くために
・説明しているテキストを選ぶ
アンカーテキストはリンク先のページの内容を端的に表しているべきです。
してはいけないこと
?一般的なアンカーテキストを使う 例: "page", "article", "click here"など
?リンク先のコンテンツを関係のないテキストを使うこと
?ほとんどのリンクのアンカーテキストをURLにする(ただしURLをアンカーテキストにする正当な理由がある場合もあるのは確かだ、例えば新しいウェブサイトのURLを紹介するときなど)
・簡潔なテキストにする
短いけど説明になっているテキストを選ぶ、いくつかのワードが短いフレーズで。
してはいけないこと
?長い文章や短い段落のような長いアンカーテキストを書くこと
・リンクを目立たせる
普通のテキストとアンカーテキストが区別しやすいようにしましょう。リンクを見落としたり、間違ってクリックされたりするサイトは不便です。
してはいけないこと
CSSやtext styling でアンカーテキストと普通のテキストを同じ見せ方にすること
・内部リンクでもアンカーテキストを検討する
普段外部リンクを貼るときにはアンカーテキストについて考えているかもしれませんが、ユーザーとGoogleをよりよく誘導するために内部リンクでもさらにアンカーテキストを考えるようにしてください。
してはいけないこと
1.検索エンジンのためだけにキーワードの詰め込みすぎのアンカーテキストや、長すぎるアンカーテキストを使うこと
2.ユーザーにとって役に立たない不要なリンクを作ること
●見出しタグを適切に使う
見出しタグはユーザーにページ構造を見せるために使われています。6種類のサイズがあり、もっとも重要な<h1>からはじまって、一番重要性の低い<h6>まであります。
■画像
ニュースを含んだページで、サイト名を<h1>に入れて、トピックを<h2>に入れた
一般的に見出しタグは通常のテキストより大きく表示されることが多いのは、ユーザーが視覚的にそれが重要なのかと、見出しの下にどんなコンテンツが書かれているのをわかるようにするためです。複数の見出しのサイズは、階層的なコンテンツ構造を作るために使われ、ユーザーがドキュメントの内容を理解しやすくします。
●よい見出しタグの使い方
・概要を書くイメージを持つ
主要な新聞の概要と同様に、メインのポイントとサブのポイントがどのようになるかを考えて、それをまとめるような適切な見出しにしてください
してはいけないこと
?ページの構造を明確にする上で役に立たないテキストを書くこと
?<em>や<strong>のほうが適切な箇所なのに見出しタグを使うこと
?不規則に見出しタグのサイズを配置すること
・見出しタグは慎重に使う
見出しタグは意味があるところで使います。1つのページに見出しタグが多すぎるとユーザーがコンテンツをざっと見て、1つのトピックがどこで始まってどこで終わっているのかがわかりづらくなります。
してはいけないこと
1.見出しタグをページのいたるところで使いすぎること
2.ページのテキストをすべて見出しタグの中に入れること
3.見出しタグをページの構造ではなく、テキストの修飾のためだけに使うこと
●画像を最適化する
画像はサイト内で工夫のしようがない単純な要素のように見えますが、使い方を最適化することができます。すべての画像はファイル名と"alt"属性を持ちますので、それらを両方活用するべきです。
"alt"属性は、もしそれが何らかの理由で表示できなかった場合に、画像の代わりとなるテキストを指定するためのものです。
■画像
簡潔で画像の内容を正確に表したalt テキスト
なぜこの属性を使うのでしょうか。もしユーザーが画像を見ることができないブラウザを使っていた、もしくはブラウザの代替となるスクリーンリーダー【訳者注:テキストデータを音声で読み上げてくれるソフトウェアのこと】のような技術を使っていた場合、alt属性の内容がその画像についての情報を提供します。
■画像
画像が何らかの理由で表示されなかったが、変わりにalt内のテキストが表示される
その他の理由としては、もし画像をリンクとして使っていた場合に、altテキストはアンカーテキストと同じように扱われます。しかし、サイトナビゲーションで、テキストリンクを同じように使える箇所で画像によるリンクを多用することはオススメしません。最後に、画像のファイル名とaltテキストを最適化することで、Google Image Searchのようなプロジェクトで、あなたの画像を認識しやすくなります。
●よい画像の使い方
・簡潔な説明になっているファイル名やaltテキストを使う
最適化されているページ内の他の部分と同様に、ファイル名とaltテキストは短くて内容を説明しているものにする。
してはいけないこと
1.一般的なファイル名にすること 例: image1.jpg , pic.gif , 1.jpg など
(数千もの画像を扱うサイトの場合はファイル名を自動でつけられるようにする)
2.長すぎるファイル名をつける
3.altの中にキーワードを詰め込んだり、文章全体をコピペすること
・altテキストを画像をリンクとして使うときに入れる
画像をリンクとして使うことにしたときは、altテキストを入力してGoogleがリンク先のコンテンツの内容を理解するのを助けてください。テキストリンクでアンカーテキストを書くときを想像して決めてください。
してはいけないこと
1.スパムとみなされそうな長すぎるaltテキストを書くこと
2.サイトナビゲーションを画像によるリンクだけにすること
・画像を1つのディレクトリにまとめる
画像を複数のディレクトリにばらばらに保存するのではなく、できれば1つのディレクトリにまとめて保存してください。(例: brandonsbaseballcards.com/images/ ) これは画像へのパスをシンプルにします。
・一般的にサポートされているファイル形式を使う
ほとんどのブラウザが、JPEG,GIF,PNG,BMPに対応しています。ファイルタイプに合わせてファイル名を変えるのはよいアイデアです。
●robots.txtを有効に使う
robots.txtファイルは、検索エンジンがアクセス、つまりあなたのサイトの特定部分をクロールできるかどうかを検索エンジンに教える働きをします。robots.txtという名前で記述されるファイルは、ルートディレクトリに置きます。
■画像
robots.txtのアドレス
■画像
基準に準拠したすべての検索エンジンのボット(すべてを意味する*が使われている)は/images/以下のファイルと、/searchではじまるURLにアクセスできない
検索エンジンで表示されても、ユーザーにとって役に立たないであろう、サイト内の特定のページを検索エンジンにクロールさせたくないということがあるでしょう。検索エンジンのクロールを防ぐために、Googleウェブマスターツールが robots.txt generatorを用意しています。サブドメインを使っていて、サブドメイン以下の特定のページを検索エンジンにクロールさせたくない場合は、サブ止め引用に別途robots.txtファイルを作ってください。さらに詳しい情報が知りたいときは、ウェブマスターヘルプセンターガイドの、using robots.txt filesをご覧ください。
NOINDEX メタタグを使ったり、.htaccessでディレクトリにパスワードをかけたり、Googleウェブマスターツールで既にクロールされたコンテンツを除外したりといった、サイトを検索結果に表示させることを防ぐ方法が他にいくつかあります。Matt Cuttsがcaveats of each URL blocking methodというビデオで検証しています。
●よいrobots.txtの使い方
・慎重に扱うべきコンテンツはより安全な方法を使う
robots.txtを使っただけで、繊細で公にしたくないコンテンツが安全だと思わないでください。1つの理由として、インターネット上のどこかにあなたのページのURLが記載されていたときに、検索エンジンはあなたがブロックした(URLだけ見えてタイトルやスニペットは見られない)URLを参照してしまうことがあります。また、基準を満たしていない、一般的でない検索エンジンはロボットの排除規則を知らないために、robots.txtに記載されていることに従わない場合があります。そして、興味を持ったユーザーがあなたのサイトのrobots.txtに記載されているディレクトリやサブディレクトリを試し、あなたが見られたくないコンテンツを見つけてしまう可能性もあります。コンテンツを暗号化したり、.htaccessを活用してパスワード認証をかけることはより安全な代替案です。
してはいけないこと
1.検索結果のようなページをクロールさせること(ユーザーが価値を見出せない検索結果が、Googleの検索結果に表示されてしまうことをユーザーは嫌う)
2.自動生成された他と同じ、もしくは少ししか違わない大量のコンテンツをクロールさせること
3.proxyサービスを使って作られたURLをクロールさせること
●リンクに rel="nofollow"を使う
rel属性にnofollowをつけて使うことは、Googleにそのリンクではリンク先のページに価値を与えないということを示します。nofollowにするにはアンカータグの中に rel="nofollow"を追加します。
■画像
もしリンク先を信頼しておらず、リンク先に評価を渡したくない場合は、nofollowを使います。
どのようなときに有効でしょうか?あなたのサイトがブログを持っていて、コメントできるようになっていたとします、コメントに貼られたリンクは、リンク先を保証したくない場合でも、リンク先に評価を渡してしまいます。ブログのコメント欄は非常にスパムの影響を受けやすいです。このようなユーザーが追加したリンクにnofollowをつけることは、あなたのサイトの高い評価をスパムサイトに渡すことを防ぎます。多くのブログソフトウェアパッケージが、自動でユーザーのコメントにnofollowをつけるようになっていますが、それができないところは手動でそうした設定を行えます。このアドバイスはゲストブック、フォーラム(掲示板)、shout-boards、リファラリスティングなどの、ユーザーが作るコンテンツを含むほかのページにもあてはまります。第3者によって追加されたリンクに評価を与えたいと考えている場合(例えばコメントする人が信頼できる場合)は、nofollowを使う必要がありません。ただし、Googleがスパムと認識しているサイトにリンクを貼ることは、あなたのサイトの評価を下げる場合があります。ウェブマスターヘルプセンターには、画像認証やコメントの制御などを行うことで、コメントスパムを避けるためのページがあります。avoiding comment spam
■画像
コメントスパマーがSEOを目的としてニュースの投稿にコメントを残している
nofollowの他の使い方としては、サイトを参照したいけれども評価は渡したくない場合があります。例えば、あなたがブログでコメントスパムについての記事を書いて、その中で最近スパムコメントをしてきたサイトを取り上げるときを想像してください。あなたは他のサイトに警告したいので、あなたのコンテンツの中にスパムサイトへのリンクを含めようとしています。しかし、そのサイトにあなたのリンクから評価は渡したくありません。そのようなときにnofollowが使えます。
最後に、もしあなたがサイトのすべてのリンクにnofollowをつけたい場合は、HTMLの<head>内に記載されるメタタグの中にnofollowを使うことができます。ウェブマスターセントラルブログでもrobots メタタグの使い方に関する役に立つ記事を提供しています。<meta name="robots" content="nofollow">というように書きます
■画像
ページ内のすべてのリンクにnofollowがつきます
●正しい方法でサイトをプロモーションする
大半のあなたのサイトへの被リンクは、ユーザーがあなたのコンテンツを検索エンジンや他の方法で見つけて、リンクを貼ることで、徐々に集まっていきます。Googleはあなたがコンテンツ内にまとめている大変な成果を他の人に知ってもらいたいということを理解します。効率的にプロモーションすることは同じテーマに関心を持っているユーザーにすぐに新しいコンテンツを見つけてもらうことにつながります。この資料で説明されている他のポイントと同様に、これらのアドバイスを過度にやりすぎるとマイナスに作用します。
●サイトをプロモーションするのによい方法
・新しいコンテンツやサービスについてブログを書く
サイトでブログを投稿することは、既存のユーザーに何か新しいコンテンツやサービスを追加したことを知らせる上でとても有効な方法です。あなたのサイトやRSSフィードをチェックしている他のウェブマスターが取り上げてくれるかもしれません。
・オフラインのプロモーションを忘れない
会社のオフラインでのプロモーションに力を入れることも実りがあるでしょう。例えば、もしビジネスのためのサイトを運営しているのであれば、名刺やレターヘッドやポスターなどにURLを記載しましょう。クライアントに定期的にメールでニュースレターを送って、新しいコンテンツや会社のサイトを知らせることもできるでしょう。
・ソーシャルメディアを知る
ユーザーとの双方向性を持ち、共有することができるサイトは、あなたのコンテンツをそれに興味を持っているグループに引き合わせやすくします。
してはいけないこと
1.新しく作った細かいコンテンツを都度プロモーションしようとすること
大きな興味深いものを選ぶ
2.計画的に人口的な手法を使ってあなたのサイトをサービスのトップに表示させること
・Google ローカルビジネスセンターに登録する
もし地域に根ざしたビジネスをしているのだれば、Googleローカルビジネスセンターに登録することで、Googleマップを使っている見込み客にリーチできるようになります。ウェブマスターヘルプセンターに他のアドバイスがあります。promoting you local business
・あなたのサイトに関連しているコミュニティに接触する
たぶんあなたのサイトと似ているテーマを扱ったサイトがたくさんあるでしょう。それらのサイトとコミュニケーションをとることはとても有益です。あなたの特定分野やコミュニティでの注目のトピックは新しいアイデアをひらめくきっかけになりますし、よいコミュニティでの関係性を構築することもできます。
してはいけないこと
1.あなたのサイトのテーマにかかわるサイトすべてにリンクを貼ってもらうようスパムを送ること
2.トラフィックではなくPageRankを目的として他のサイトからリンクを購入すること
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