クチコミマーケティング業界の健全な発展を目指して、「WOMマーケティング協議会設立準備会」発足:MarkeZine(マーケジン)
WOMマーケティング協議会というのができるそうです。
クチコミマーケティングの健全な発展を目指すとのことなので、
新しいクチコミに関連したサービスやビジネスモデルが
議論される場になりそうで期待しています。
現状だとペイパーポストというお金や商品渡してブログとかに
書いてもらうというサービスが多いような気がするので、
早く他の切り口のサービスがメインになってほしいです。
ほとんどの人が似たような記事を書くだけのサービスは長続きしなさそうです。
影響力の強いブロガーに対象を絞って、しっかりした内容の記事を書いてもらう
サービスもあるみたいですが、やってることは結局同じ(対価の有り無しが違ったりするようですが)
だと思います。
商品・サービスを好んで使っているわけではないブロガー、
もしくは商品・サービスをまったく知らないブロガー
にお願いするという状態だと、頼むのが影響力のあるブロガーだった
としてもニッチなメディアに広告出すのとあまり変わらない気がします。
今後はユーザーに直接的に何かをしてもらうという流れではなくて、
いかに広がりやすいコンテンツや仕組みを作るかという方向に軸が移っていくはずです。
非常に定型化しづらい部分なのでサービスに落とし込みづらそうですが。
目的やコンセプトを決めるところから始めて、コンテンツやブログパーツの作りこみの部分までやるとなると、コンサルみたいになってしまって広がりのあるビジネスではなくなってしまいます。
直接ユーザーを動かすサービス(インセンティブ渡して何か書いてもらう、ブログパーツ作ってそれを広告をきっかけとして広める、など)よりも、何か広がる仕組みを提供するツールみたいなサービスがビジネスとして広がっていくのではないかと考えています。イメージはサイトでコミュニケーションを取りやすくするためのASPみたいなもの。
あと、不特定多数のユーザーにアプローチするよりも、サービス・商品が好きなユーザーを巻き込んだほうが効率がいいので、既にやってると思いますが、@コスメや食べログのようなサービスが代理店と組んで商品を作ることも増えていきそうです。
WOMマーケティング協議会でこれからルールの整備も行われていくかと思います。
現状だと書くことを企業に依頼されていることを明示してないブログを結構見かけますが(最近だとマックのクォーターパウンダーのプロモーションが該当)、そういうのをなくすためのルールができるといいですね。
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