今年ソーシャルメディアマーケティングの分野で起こりそうなことを推測してみました。
1.Twitterの商用利用がさかんに
DELLがTwitterに安売りの情報流して1億くらい売ってるとかいう話や、カスタマーサポートにTwitter使って成功しているECサイトがあるということがいくつかのブログで取り上げられてましたが、今年はさらに盛んになってくると思います。
以下のような目的で使われるようになります。
顧客とのコミュニケーションのために使う
新着情報をメールやRSSよりもさらに早く伝える
該当の情報を引き出しやすくするためのツールとして使う
2.企業サイトがソーシャルメディアセンター設置するようになる
PR戦略の一環としてメディアとして運営しているサイトだけでなくコーポレートサイトもソーシャルメディアとの連動させる試みが増えてくると思います。
3.動画、音声、パワポのスライドなどを活用したマーケティングが盛んに
これはだいぶ前から言われてますが、いまだにあまり広がっている印象はありません。バーティカル検索がより進んでいき、重要度が高まっていくにつれて、ノウハウについてより議論されるようになったり、何らかのサービスとして提供されるようになっていくでしょう。
4.大手企業が製品・サービスの開発や改善のためのソーシャルメディアを作るように
DiggやSNSのような仕組みを使って大手の会社が製品開発にソーシャルメディアのユーザーの意見を取り込むための試みを始めると考えています。最初はクローズドかもしれませんが、徐々にオープンな環境で製品の情報が議論されるようになっていくかと思います。
5.ブログとSNSの融合
SNSの規模が拡大してきて、Facebookのようなプレーヤーが大手のブログベンダーとなります。ブログプラットフォームを買収、もしくは連動するようになってブログとSNSの融合が進むと考えられます。
6.ソーシャルメディアマーケティングのサービスとしての広がり
現状のペイパーポストとは違う切り口のサービスが広まっていく。間違ったコンセプトでサービスを出してしまうところも出てきて、一部は炎上して終了する。
7.ソーシャルメディアが検索のためのデータとして活用されるようになる
ソーシャルメディア内のサイトや人同士のつながりが検索に活用されるようになります。パーソナライズド検索やセマンティック検索のための情報源として、ソーシャルブックマークやSNSの情報を活用することが一般的になってきます。また、サイト内のテキストや画像、動画などの情報ではなく、ユーザーの行動履歴自体が検索対象となるか、もしくはデータとして活用されるようになっていきます。これはGoogleが拾えないデータなので他の企業によって集められて検索できるようになっていきます。
いろいろ想像して予測するのが楽しかったです。年末にどれくらい予測したとおりになったか振り返ってみようと思います。
関連したエントリー