ソーシャルメディアマーケティングのサービスはビジネスになるか?

 
最近このブログを書いていることを知人に伝えると、「それビジネスにするの?」とか「ビジネスになるの?」みたいな反応が返ってくることが多いので、考えていることをまとめました。

ソーシャルメディアマーケティングを提供するサービスがビジネスになるかというと、「しばらくはあまり大きなビジネスにはならなくて、かつやる側としてはあまりいいビジネスではない」というふうに考えています。


理由は以下のようなものです。


1.対象となるサービス、商品が制限される

SEOやPPCなどよりもさらに、ソーシャルメディアマーケティングは導入する意味のある業種、商品、サービスが限定されます。ごく一部のソーシャルメディアに向いている商品を除くと、他のプロモーション方法に予算割いたほうがいい場合が多そうです。



2.一般化しづらい

一部のテクニックやサイトの作り方などは他の事例と共有することができますが、基本的にはコンテンツありきのマーケティング手法なので、クライアントごとにやり方を1から考えないといけません。おそらくコンサルティングみたいな仕事になりがちです。人月単価でお金もらうようなビジネスになってしまうとなかなか差別化するのは難しそうです。
どれだけブランディングして単価上げるかという話になりますが、いずれにせよ利益率はあまり高くなさそうです。

人月で300?500万くらい払う会社が出てくるようになれば話は別ですが、しばらくはそういう状態になるとは思えません。キャンペーン全体で周辺の広告出稿や制作もまとめて依頼してもらって単価を上げるのがいいとこだと思います。



3.再現性を持たせるのが難しい

2と重複してますが、同じ会社ですら一度成功したときと似たやり方でまたうまくいくかというとそうもいかないのがソーシャルメディアマーケティングの特徴かと思います。タイミングやソーシャルメディア以外でのフックなどの要因が複雑に影響してくるからです。
ただ、数をこなして打率を上げていくのはできそうです。


4.ソーシャルメディア使ってる人が少ない

一番大きな問題で、しかもしばらくは解決されなそうです。1の原因でもあります。



上記のような問題点をうまく解決してビジネスにできれば結構大きな市場だと思います。
ソーシャルメディアを無視していていいかというとそういうわけにもいかず、どうやったら有効活用できるのかを試行錯誤していかなくてはいけないので、その過程でいろいろなサービスが出てくるんでしょうね。


ソーシャルメディアマーケティングをサービスとして提供している会社に、技術を持っている会社がツールを売るのが一番儲かるというゴールドラッシュ時のリーバイスみたいな話になりそうな気がします。
もちろん自前でツール作って付加価値つければ高く売れるようになります。


あと今のSEOみたいにウェブ制作をしている人は知っているとプラスの付加価値を提供できるものにはなりそうです。



日曜にTwitterについてのブログを作っていたら、こっちのブログを書くタイミングを逃してだいぶ更新が滞りました。やっぱり特定の曜日に書くなどの習慣を作らないとダメですね。


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このページは、ソーシャルメディアマーケティング.jpが2009年1月28日 18:47に書いたブログ記事です。

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